公共の公園で野外イベントを開催したい!その手順と注意点まとめ
生活・暮らし
春や秋の気候が心地よい季節になると、「公園で野外イベントを開いてみたい」と思う人も多いはず。音楽、アート、フリマ、地域のお祭り… 公共の場所だからこそ、気軽に使える?と思いきや、そこにはきちんとしたルールと申請手続きがあります。

開催できる?公共公園でのイベント
福岡市内にある多くの都市公園(大濠公園・舞鶴公園・西公園など)では、事前の申請・許可を得ることで、野外イベントの開催が可能です。ただし、公園やイベントの内容によっては開催不可の場合もあるため、計画の初期段階で確認が必要です。

手順1|まずは管理者に相談
使用を希望する公園の「管理事務所」や「指定管理者」に問い合わせます。使用目的・規模・時間・設備の使用有無などを伝え、申請可能かどうかを確認しましょう。
手順2|申請書を提出する
使用許可申請書に加え、イベントの企画書、レイアウト図、音響・電源使用の有無、ゴミ処理の計画などを記載した資料を提出します。提出先は公園によって異なりますが、多くは公園管理事務所または市の担当課になります。
手順3|審査と許可
提出された内容をもとに審査が行われ、問題がなければ使用許可が下ります。審査には数日〜数週間かかることもあるため、余裕を持ったスケジュールが重要です。

注意点|却下されやすいケース
- 営利目的のイベント(特に物販)
- 大音量の音楽イベントや騒音が懸念される内容
- 火気の使用(焚火、バーベキューなど)
- 周辺の住環境や他利用者への配慮が欠けている場合
また、イベント後の清掃や備品の撤去、ゴミ処理まで責任をもって行う必要があります。

政治とのつながり
「まちににぎわいをつくる」イベントの多くは、市の制度や公共施設の運用ルールと直結しています。公園の利活用に関する条例や補助制度が議会で決まるなど、市民の声が制度に反映されるチャンスもあります。だからこそ、“開催する側”も制度を知っておくことが大切です。



