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梅雨で道路が冠水… なぜ改善されない?

梅雨で道路が冠水… なぜ改善されない?
生活・暮らし

毎年ニュースになるのに、
なぜ根本的に解決しないのでしょう?

そこには、福岡特有の地形・都市化・インフラ整備の課題が複雑に絡んでいます。

福岡では毎年のように聞く「道路が冠水した」というニュース。
住んでいる人なら「またか…」と思うはず。
でも、なぜこれだけ毎年起きるのに改善されないの?
その背景には、福岡ならではの地形・都市構造が関係しています。

冠水しやすいエリアはどこ?
市の対策は進んでいるの?
自分でできる備えとは?

地図や図解とあわせて、わかりやすくまとめました。

冠水しやすい地域は

冠水しやすい地域ってどこ?

福岡市で特に冠水被害が多いエリア(過去事例より)
・博多駅周辺(特に筑紫口側)
・天神・渡辺通エリア
・南区清水・高宮周辺
・城南区・片江付近

2023年も市内10か所以上で一時冠水(市消防局調べ)
多くは「短時間の集中豪雨+排水が追いつかない構造」が原因。

なぜ福岡は冠水しやすいの?

地政学的な問題点はコレ

海・川・山に囲まれた平野都市
 → 雨水の逃げ場が限られる
都市化のスピードが排水能力を上回った
 → 地面のアスファルト化で“浸透”できない
博多湾沿岸部の低地化+高潮リスク

結果:短時間の大雨で一気に排水機能がパンク!

福岡市は何もしていないの?

福岡市は何もしていないの?

いいえ、実は対策も進んでいます

雨水貯留施設の整備(市内200か所以上)
内水ハザードマップの配布(冠水しやすい場所の可視化)
雨水ポンプ場の増強・更新
“100ミリ/時”の降雨対応を目指す下水道改修

とはいえ、地下工事・土地買収などハードルも多く、
すぐに解決できる問題ではない」のが現状です。

大雨から身を守る、いまできること

大雨から身を守る、いまできること

◯ 自宅や通勤ルートが「冠水エリア」かを調べておく
◯ ハザードマップ・避難情報アプリを活用する
◯ 夜間・豪雨時の外出を避ける
◯ 地域の排水口を日頃からチェック(落ち葉詰まりも冠水原因)

都市インフラの改善と同時に、
「知って備える」ことも災害対策の第一歩です。

まとめ・保存用

情報ソース
・福岡市都市整備局「下水道の整備と課題」
・福岡市内水ハザードマップ(市HP)
・福岡市豪雨対応・防災計画(2023年度資料)

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