広報誌

かわら版No.67

「金持ちだけが国会議員になれる政治」でいいのか。

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 みなさまこんにちは。いなとみ修二です。暑い毎日いかがお過ごしでしょうか。
 さて、先月発表された「東京0・99」に衝撃を受けました。合計特殊出生率です。東京だけでなく、昨年の日本の出生率は過去最低の1・20でした。
 あまり指摘されませんが、少子化が進む一つの理由は、東京一極集中です。若者が出生率の低い東京に吸い込まれれば当然人口減が加速します。従って、全国一律の少子化対策だけでなく、東京一極集中の流れを止めることも必要です。
 政治経済の中心として東京が圧倒的パワーで全国から人を集めています。我が福岡も例外ではなく、この10年の東京圏への転出超過は6万人弱です。東京一極集中の問題は、ひとたび災害が起きた時の影響が計り知れないこと、経済格差が拡大し、地方の人口減少と産業衰退が加速し地方が荒廃すること、など国づくりに関わるものです。
 この10年自民党政権は「地方創生」を掲げてきましたが、「人口減少や東京圏への一極集中など大きな流れを変えるには至っておらず」と政府自身が総括しています(6月10日報告書)。東京一極集中が進む背景には、自民党国会議員に二世三世議員が多いことも関係していると私はみています。本質的に今の自民党は東京指向が強すぎるように思われます。
 我が国は、それぞれの地域性を活かし文化や経済を発展させてきた、きわめて多様性に富む国です。その多様性をいかす分権型の国づくりを私は目指し、これからも政策実現と地域活動に取り組みます。

令和6年7月12日
衆議院議員 いなとみ修二

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