「あんこ入りのあんパン」にするために。
みなさまこんにちは。初夏の頃、いかがお過ごしでしょうか。いなとみ修二です。
今国会で審議中の年金について報告いたします。我が党は「あんこのないあんパン」と言われた与党案に修正を加えました。以下、 大まかな骨格です。
●現在の年金制度のままでは、基礎年金の実質価値が、2037年には1割減、2047年には2割減、2057年には3割も下がります。基礎年金の95%は厚生年金の一階部分を占めますので、必然的に厚生年金も減ってしまいます。このままでは、就職氷河期世代(現在40歳~54歳)を直撃し、年金水準が大幅に低下することになります。
●そこで、与党案に抜け落ちていた「基礎年金の底上げ(あんこ)」を入れる修正をしました。
●具体的には、2038年(今から13年後)からは物価が上がれば、その分厚生年金受給額も上がるようにします(マクロ経済スライドが終わる)。
●この修正によって、基礎年金の半額を占める国庫負担(税金)が減らされることなく維持され、基礎年金の低下に歯止めをかけることができます。
●国庫負担を維持することによって、氷河期世代を含む現役世代の厚生年金等が大幅に底上げされます。
基礎年金はまさに年金の土台であり、その給付水準の低下を食い止めるための修正です。しかし今回の年金改正については多くのご指摘、ご批判をいただいております。引き続き皆様の率直なご意見をお待ちしております。何卒よろしくお願い申し上げます。
季節の変わり目です、くれぐれもご自愛ください。
令和7年6月6日
衆議院議員 いなとみ修二