広報誌

かわら版 No.5

「外国人との共生」

外国の方が増えました。天神や博多への観光のお客様だけではありません。コンビニの店員さんも外国の方が増えました。
福岡市の在住外国人はここ5年間で1万人増え、現在約3万8千人となりました。
 
 今年4月1日から外国人労働者の受け入れ拡大し、今後5年間で最大1万人を受け入れることになりました。新たな在留資格取得のための試験も始まりました。
安倍総理は認めませんが、我が国は「移民政策」に舵を切ったのです。
 
 福岡でも人手不足が深刻化しており、外国人労働者を受け入れざるを得ない状況は理解できます。外国人労働者からしても、
九州であれば、仕事の多い、給料の高い、福岡市が魅力的だろうと予想されます。
 
 外国人との共生は、わが福岡にとって極めて大切な課題となります。しかし、移民を受け入れる準備は十分ではありません。
この問題意識から、総務委員会で外国人受入れについて政府を質しました。
ワンストップの外国人の相談窓口(福岡市では、福岡市総合相談支援センター)を充実させる重要性を政府に確認しました。
同時に、対応できる人材を育成すること、日本人の相談窓口をつくる必要性も併せて訴えました。
 
 冗談のようですが、この質疑準備で役所からヒアリングする際に、入国管理のプロである法務省と、外国人の相談窓口を設ける総務省が、お互いに「それはそちらの仕事だろ」と言い合いになる場面がありました。
タテ割りを越えた体制が必要です。
 
 技能実習生を安価な労働力として酷使してきた事例が国会審議を通じ明らかになりました。外国人の生活環境や労働環境を整えることが不可欠です。
日本を愛する外国人を増やすことは我が国にとって大きな財産になると確信します。福岡の外国人受け入れ態勢を整えられるよう、これからも政府に働きかけてまいります。

令和元年6月5日
  衆議院議員 いなとみ修二

 
 

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