広報誌

かわら版 No.13

「身の丈にあった教育」? トンデモない発言。

皆様こんにちは。いなとみ修二です。

「それを言ったら、あいつ予備校通っていてずるいよな、というのと同じだと思う。裕福な家庭の子が回数受けてウォーミングアップできるみたいなことがもしかしたらあるのかもしれないけど、そこは、自分の身の丈に合わせて、2回をきちんと選んで勝負して頑張ってもらえれば。できるだけ近くに会場をつくれるように業者や団体のみなさんにはお願いしてます。だけど人生のうち、自分の志で1回や2回はふるさとから出て試験を受ける、そういう緊張感も大事だと思う。」  (萩生田 文部科学大臣 発言 令和元年十月二十四日)

「なんという上から目線、教育を司る文部科学大臣には失格」というのが率直な感想です。日本国憲法、教育基本法にある「教育の機会均等」という基本を全く理解していないからです。英語入試の民間試験導入を延期したから許される?トンデモない。

教育こそ子供の未来です。大人になって仕事について、家族をもって、厳しい社会の荒波を生き抜いていく。子どもたちに私たち大人が残せるのは、教育。私自身、日本に生まれて教育があったからこそ今があるのだと確信します。資源の少ない日本が経済大国になったのは、教育に対する投資をしてきたからです。教育こそ国づくりの基礎です。

こんなトンデモ発言が出る背景には、自民党の世襲化があると思います。安倍内閣のうち総理含めて7名が世襲議員、安倍総理、小泉大臣、河野大臣など今や3世議員の時代に入っています。田中角栄などたたき上げの政治家が党の中核にいた頃の土臭い、泥臭い大衆政党から変わってきているように感じます。教育費をどうやって工面するか日々奮闘する親の声、生活の声が届かなくなったのでしょうか。

未来を担う全ての子どもたちの教育環境を良くするために私は全力を尽くします。公教育も民間教育もどちらも大切。経済格差や地域格差が拡大する今は、公教育の再生こそ国が取り組むべきことです。これが我が国の未来を約束する道です。

令和元年十一月十五日

衆議院議員 いなとみ修二

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