賛成討論:
■予防接種法及び検疫法の一部を改正する法律案
稲富修二 私は、立憲民主党・社民・無所属を代表し、予防接種法及び検疫法の一部を改正する法律案について、賛成の立場から討論を行います。
ワクチンの接種は、国民の命と健康を守るベネフィットを有するものである一方、国民の体に深刻な影響を及ぼすリスクも抱えております。
立憲民主党は、国民の皆様が納得して接種することができるように、新型コロナワクチン五原則を取りまとめ、田村厚生労働大臣から同意する旨の答弁をいただきました。
すなわち、政府はリスクとベネフィットを包み隠さず、最新情報が更新されるたびに迅速に説明すること。
政府がリスクとベネフィットをどう比較考量して接種を判断するのか、わかりやすく科学的根拠に基づいて説明すること。
接種対象者の選定や優先接種者の決定を行う場合は、その科学的根拠を示した上で、国民の意見をよく聞き判断すること。
接種についてはあくまで個人の判断とする。その判断のために国民が求める情報はタイムリーに迅速、的確に届けること。
副反応含め疑い事象について相談窓口を周知し、迅速な対応と情報公開を徹底する。救済制度のさらなる充実を図ること。
以上であります。
来年前半までに全ての国民に提供できる数量を確保するという目標を急ぐ余り、問題のあるワクチンを購入するようなことがあってはなりません。
以上、討論を終わります。ありがとうございました。