広報誌

かわら版 No.9

国民と立憲の会派合意

 

暑い毎日ですがいかがお過ごしでしょうか。

八月二十日、国民と立憲の統一会派結成が合意されました。大きな一歩です。

先の参院選は、「今の政権に不満はある、でも分裂している野党より自民党がまし」という結果でした。選挙で頂いた多くの意見は、「野党はまとまらないかん」ということでした。

私は、アメリカやイギリスのように、二大政党が競争し政権が交代する政治を目指し、政界の門をたたきました。「政権党=自民党」という一党支配の日本政治に飽き飽きしていたからです。最も大切なのは有権者に選択肢があることです。選択肢がなければ、競争が働かず、結果としてサービスが低下する。競争がなければ政治も堕落します。選挙によって政権を選択する緊張感こそが政治の質を向上させると確信します。

しかし、民主党政権の失敗によって、二大政党は大きく遠のきました。自民党にしか政権を任せられないという空気が支配し、様々な問題はあっても安倍政権は超長期政権となってしまいました。

私が国会復帰して約2年。この間強く感じるのは、権力の顔色ばかりをうかがい仕事をする官僚や政治家の姿です。長期政権の最大の弊害は、公文書の改ざんや隠ぺいと責任逃れに表れていますが、政権をとりまく議員や官僚が「上だけを見て仕事をする」ことです。

一強の政治は天下国家や国民生活は二の次になり、堕落し誤ったかじ取りをする可能性があります。選挙で政権を失う可能性があるという緊張感が必要です。

「バラバラな野党より自民党のほうがまし」この状況を変えるために、選択肢として有権者からもう一度認められるような野党に再編します。

大きな政策の旗を掲げ、バラバラな野党をまとめる。政治の緊張感を取り戻すため、長い道のりかもしれませんが、引き続き私は二大政党が競い合う政治を目指します。

 

令和元年八月二十一日

衆議院議員 いなとみ修二

PAGE TOP