広報誌

かわら版 No.11

消費税10%、①使い道に異議あり!

皆様こんにちは。いなとみ修二です。10月1日から消費税が10%に上がります。賛否が分かれる消費税、皆様の最も大切な基準は何でしょうか。私の場合は、その使い道です。例えば、もし子どもが「買い物したい、千円ほしい」と言ってきたら、私は本や学習関係ならいいという漠然とした基準で(実際には子どもからこんな要望を言われることはありませんが・・・)、「何に使うのか」と聞きます。消費税に関しても同じです。10%だから反対、8%だから賛成ではなく、「何に使うのか」が大切ではないでしょうか。

そこで、使い道についてです。今回の2%引き上げの目玉は、3歳~5歳の幼児教育・保育の無償化です。ここに大いに異議があります。優先すべきは、高額所得者ではなく、保育の受け皿づくりだからです。

9月現在福岡市では、3~5歳の月額保育料は0円から3万2百円まで収入に応じて13段階になっています。これが全てタダになるので、これまで最も高い保育料を払っていたご家庭ほどお得なのです。むしろ、地方税の非課税世帯などこれまで保育料が無料だった世帯には、給食のおかず代の負担が必要となります。幼保無償化は、特に高額所得者ほどありがたい制度になっています。

消費税は収入にかかわらず誰もが負担します。高額所得者を優先して、保育料をタダにするために、子どもが消費税を払うというのはおかしいのではないでしょうか。

優先すべきは、保育の受け皿作りです。そのためには、保育士の給料を上げることに使うべきじゃないでしょうか。子どもを安心して預けられる場所の確保こそ、子育て世代が望んでいる最優先だと思います。

消費税の使い道を変えることで子育て環境を大きく改善することが必ずできます。引き続き消費税の使い道をしっかりと監視して報告してまいります。ご意見お待ちしております。

令和元年九月二十三日

衆議院議員 いなとみ修二

PAGE TOP